研究会情報
2021年度
小林登先生の御著書『子ども学のまなざしー「育つ力」と「育てる力」の人間科学—』の一節「子どもをシステム・情報論でとらえる」に、「子どもの生活の場、家庭や社 会も人間関係のネットワークであり、人間のシステムとしてとらえることができるので、子どもは、体の内と外のシステムの関係の中で生きていると考えることができます。 」という、子どもの成育環境を社会システムとして説明なさった言葉があります。虐待や難病、そして誕生そのものといった、まさに危機にある子どもをまもるシステム作り にも、小林登先生は多大な尽力をされました。これはとりもなおさず「子ども学」が果たすべき社会的使命でもあるといえるでしょう。今回のコロキウムでは、そのような子 どもをまもるシステムの社会実装に小林先生と共にお仕事をされた方々から思い出話をうかがい、子ども学の姿を考えたいと思います。年末のお忙しい時期ではありますが、 どうぞ奮って御参加ください。
【テーマ】:“危機にある子ども”をまもるシステムをつくる~小林登先生と子ども学~
【話題提供者】:
唐澤 剛(社会福祉法人サン・ビジョン 理事長)
「児童虐待防止対策の草創期と小林登先生」
小林信秋 (難病のこども支援全国ネットワーク 顧問)
「小林登先生の思い出」
福澤利江子 (筑波大学 医学医療系 助教)
「『ドゥーラ』を日本にもたらした小林登先生の思い出」
【コーディネータ】
榊原洋一・安藤寿康
【日 時】 | : | 2021年12月25日(土)13:00~16:00 |
【場 所】 | : | zoomにて、オンラインで行います。 |
【参加費】 | : | 無料 |
*ご記入いただいたメールアドレス宛にZoom接続先を開催1週間前にお知らせします
*誰でも自由に参加できるオープンな場ですので、日本子ども学会の会員の方はもちろん、ご関心のある方をぜひお誘いください。学生も大歓迎です。
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日本子ども学会主催 第1回コロキアム 終了しました