研究会情報
2008年度
2008年度は、総合研究大学院大学・葉山高等研究センター・人間生命科学研究プロジェクト「ヒトの個体発生の特異性に関する総合的研究」が子ども学会と共催で開催した公開講演会から、その講演録を掲載します。
場所:国際文化会館(東京都港区)岩崎小彌太記念ホール
共催:日本子ども学会
ヒトという生き物が他の動物と大きく異なるのは、その旺盛な好奇心にあります。とくに身の回りのものと遊び戯れ、その楽しさを仲間と共有しようとする子どもの姿はヒト独特のものといえます。
今回の公開講演会では、ヒトの子どもの特異性、とくに"好奇心"と"創造力"に光を当ててみたいと考えています。
講演「幼形成熟ネオテニーとヒト」
尾本 惠市 (総合研究大学院大学シニア上級研究員、東京大学名誉教授)
講演「描画の発達と進化」
岩田 誠(東京女子医科大学名誉教授)
講演「模倣から教育を再考する」
佐伯 胖(青山学院大学社会情報学部教授)
特別報告「野性・知性・感性を育む場"てら子屋"の試み」
中間 真一(ヒューマンルネッサンス研究所主席研究員)
特別報告「ヘレン・ケラーは手のひらで世界を知る」
木下 真(日本子ども学会事務局長)
総合討論「子どもの好奇心と創造力について」
パネリスト:尾本 惠市、岩田 誠、佐伯 胖、中間 真一、木下 真
司会:沢井 佳子