チャイルド・サイエンス懸賞エッセイ<2006年度 受賞者>
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テーマ:「子どもの不思議」
賞:
子ども学大賞 3万円
優秀賞 1万円
奨励賞 図書券5000円
2006年度受賞者:
子ども学大賞 該当なし
優秀賞 該当なし
奨励賞
「子どもが「謙遜」を理解するには」
針多暁子(奈良女子大学人間文化研究科博士前期課程)
【講評】
本エッセイは「謙遜」という情緒的な感情を、科学的な発達の問題として捉えた着眼点のよさが評価されました。
「謙遜」がわかると、「はにかみ」「戸惑い」「はじらい」「躊躇」といった感情にも仮説が生まれるかもしれません。そう考えると、将来「子ども学」への貢献は大になるでしょう。
課題としては、アスペルガー症候群にも様々な症例があり、本エッセイ中での理解は知識の正確さを欠いている部分もあります。また、発達障害および言語発達の領域での問題提起にとどまっているきらいがあり、「子ども学」の特徴である学際性という点での広がりに欠ける点は否めません この受賞をきっかけにして、より知識を深めてくださることを望み、今後の大学院での研究に期待します。