■榊原子ども学奨励賞の趣旨
榊原子ども学奨励賞
日本子ども学会は、榊原洋⼀先生が創案し、佐藤こども財団のご寄付を得て、2025年に「榊原子ども学奨励賞」を設立しました。この賞は、「子ども学」に資する研究を遂行あるいは計画する将来性のある若い研究者に対して、その研究を奨励し⽀援するために授与するものです。
「子ども学(チャイルド・サイエンス)」とは、本学会の設立者、故小林登先生の構想した子どもにかかわる自然科学や人文科学を包括する学際的・環学的な学問領域であり、子どもの生活環境を豊かにする成育デザインの開発や、子どもの問題の解決に寄与する実践なども視野に入れた総合的な科学です。
本賞は本学会の掲げる「子ども学」の趣旨を理解し、それに資する研究を推進することが期待される若い研究者に対して奨励金を供与して、その研究を支援することが目的です。
本賞を通して、小林登先生が提唱された「子ども学」への社会的関心を高め、子どもの幸せに資する知識の深化や、社会システムの構築へとつなげてゆくことを切に希望します。
×
■対象となる研究
子ども学に資する研究:本学会が掲げる「子ども学」の理念の詳細は、こちらをご参照ください。
■奨励金額
A:50万~100万円未満: 単独研究
B:100万~300万円以内:単独研究及び共同研究
■応募資格
1)申請時50歳未満あるいは最終学歴修了後8年未満(共同研究者も同条件)
2)子ども学の研究者であれば、所属機関はなくても応募できます。
3)倫理規程は チャイルド・サイエンスの投稿規程 に従っていただきます。
4)賞の対象は子ども学会の会員に限りますが、申請時には学会員でなくても応募は可能です。
5)他の研究助成を同時期・同⼀テーマで受けている方・受ける予定になっている方は応募できません。
6)国籍は問いませんが、日本語で応募してください。
■研究期間
2026年1月1日より1年間、研究期間の延長は2年間まで可能ですが、各年に報告書を提出のこと。本賞の採択課題と同じ研究の継続申請は、3回まで可能です。
■受賞者の発表
受賞者の発表は、2025年度の日本子ども学会学術集会(11月8~9日秋田にて開催)の会員総会で行います。
■受賞者の義務
1)2027年度までの日本子ども学会の学術集会で提出した研究テーマの発表を⾏うこと。
2)2027年1月31日までに所定の研究報告書(2000字以内)と会計報告書を提出すること。研究の繰越をした場合にも、2027年1月31日と2028年1月31日までに研究報告書と会計報告書を提出すること。
3)受賞した研究成果は、研究終了後3年以内に論⽂としてチャイルド・サイエンスに投稿すること。
4)受賞した研究成果を公表する時は、当学会の研究奨励賞を用いた旨を添えること。
5)選考対象外となる事実が結果発表後に認められた場合、受賞が取り消され、支給された金額について返還すること。
■応募⼿続き
こちらの申請書 申請書(word形式) 申請書(pdf形式)をダウンロードし、PDF化して、 E-mail:まで送信すること。(郵送では受け付けません)
■応募期間
2025年7月15日(火)~8月15日(金):必着
■選考
選考の結果は、11月の学術集会で発表した後にHPに公開します。
*採否の理由についてのご照会には回答致しかねますことをご了承ください。
■本賞に関する問い合わせ先
E-mail: